住職たより　　二〇二二年六月号

　近頃は夏を先取りしたような暑い日もありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか？　外ではマスクを外して熱中症には気を付けてくださいね。

去る五月十六日　住職になって二年がたった日でした。諸般の理由で出張続きでしたがこの日はたまたまお寺にいる事ができ、一人でひっそりと感謝のお経を唱えておりました。二年前は流行り病の騒動がある中だったものですから、ひっそりと先代と交代した日です。なぜ二年前にこの日にしようってなったのかと言うとよく分かりません。先代が色々と考えてこの日って決めたのだと思います。そして何のご縁があってかこの五月十六日というのは私が普段お世話になっておりますワタミ株式会社の創業記念日でもあります。なるほど、先代はこうした経緯で決めたのだと(勝手に)結論に至った次第です。

　この二年間は、世間はこんな感じですから、振り返ってみてもなんだかなーと思っています。現在のコロナと言えば、コロナが原因でお亡くなりになる確率はごく少数になりながらも二類という最大級の警戒。あくまでも「推奨」レベルなのにどこへ行くにも通行手形のように必要なマスク。てえへんだーって煽る(あおる)各メディア。そして何にもしていない(ように見える)政府も支持率高い。等々まったくよく分かりません。なんなら前政権の方が色々とやっていますヨ。携帯電話も値下げしてくれましたしね。

　しかしながら現状に悲観してもまったく良い事ってありませんので、常に何とか右往左往しながら日々色々とやっているというのが現状です。「常に一生懸命生きよ！」お釈迦様もそういっておられます。その教えを守ってこれから日々一生懸命に一日一日を大切に過ごしていこうって決めた五月十六日の出来事でした。

　さて、六月は大威徳明王さまの年大祭。当日は残念ながら私は母が学んでいた霊断というのを勉強しに身延山に籠っています。でも安心してください。先代が張り切っています。たくさんの方に来ていただいて威徳明王のそしてまだまだ現役の、先代のパワーを皆様にお届けいたします。　今月もよろしくお願いいたします。

　　令和四年　五月三十日

涌泉寺　住職　　　山口　法光