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令和3年5月の霊神符だより

合掌 皆様 寒暖の差が激しい今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

今月は「兵衛志殿御返事」からです。

 

「潮の干と満と、月の出と入と、夏と秋と冬と春の境には必ず相違する事あり。凡夫の佛になる、又かくのごとし。必ず三障四魔と申す障りがきたれば、賢者はよろこび愚者は退く、これなり」

 

潮に干満があり、月に出入りがあり、四季には色々な移ろいがあるように、物事は全て変化するのであって、その時にはそれまでとの違いが出ます。というのがこの文の意味です。

更に、日蓮聖人は私達が佛となる時にもこうした「三障四魔」という魔障が出現すると仰っています。三障四魔というのは佛道を修業する私たちを苦しめ、そして妨害するもの(魔障)と考えて頂いて大丈夫かと思います。今の世の中でもそうですが、良い行いや行動をしようとすると邪魔をされ、妨害をされるという事は往々にしてあります。

そして、魔障があらわれた時にこれこそ自分が正しい道を進んでいると思って一層精進するのが賢者であり、前に進む事をやめてしまうのが愚者であると日蓮聖人は教示されています。

皆さんにもひょっとしたらこういう経験があるかもしれませんね。

うまくいかなかった事、思い通りにならない事は、その道で大丈夫だと日蓮聖人がおっしゃっているのかもしれません。

でも分からない事が現実ですので、その時はたくさんお題目を唱えてくださいませ。

それでは今月も先月同様、ただ一心に御題目をお唱えしましょう。

今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。

では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。         敬具

令和三年四月二十八日

涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光

涌泉寺お守りの会会員各位

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