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令和3年9月の霊神符だより

合掌 皆様 残暑が厳しい日が続きますが、

いかがお過ごしでしょうか?引き続き熱中症等に気を付けてくださいませ。

 

今月は「兄弟鈔」の一節についてです。

 

「設(たと)えいかなるわづらはし(煩)き事ありとも、夢になして、只、法華経の事のみ、さはぐ(思索)らせ給うべし」

 

意味は「たとえ煩(わずら)わしい事があったとしても、現世の事々は一瞬の夢のようなものであると考えて、永遠の教えである法華経のことだけを思いなさい。」となります。

これは池上宗長・宗仲の兄弟に宛てたお手紙です。このお父さんの池上康光という人が法華経を信仰しておらず、親子で対立を続けておりました。お父さんより二度勘当されるという状況にありながらも兄弟は父を諌(いさ)めて、勘当を撤回し、とうとう、お父さんを法華経信仰に導き入れました。これは、法華経の二十七番目、妙荘厳王本事品のとおりです。

まさに法華経の事のみを想い、煩(わずら)わしい事を解決いたしました。

「他人の意見を良く聞きなさい」と現代ではよく言われます。しかしながら良く聞くだけではだめで、時には自身の強い信念を持って行動することも重要だというお話です。臨機応変に色々と考えないといけませんが、お題目をお唱えする事で救われる事も沢山ありますから、一心不乱にお題目をお唱えしてみてください。

先日お渡しいたしました、お題目のお写経もいいですよ。

 

それでは今月も先月同様、ただ一心に御題目をお唱えしましょう。今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。

では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。          敬具

 

令和三年八月二十八日

涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光

涌泉寺お守りの会会員各位

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