住職だより R8.9 「ポカリスエット」
みなさん、こんにちは。
暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
日経新聞を読んでいますと、
ポカリスエットを販売している「大塚製薬」の話題がありました。
世界規模での極暑に対し商機と見て
海外で1000億円を目指すという記事です。
さて日本ではお馴染みのポカリスエットですが、
海外でも当然同じようなドリンクはあります。
まだまだ十分に知られていない地域もあり、
多くの商品がひしめく厳しい市場です。
では大塚製薬はどのように考えたかというと、
今起きている「気候変動」に目を向けました。
酷暑・気候変動という外部環境の変化によって、
水分補給への需要増加があります。
つまり既に存在している「スポーツドリンク」としてではなく
「熱中症という社会課題に対し
科学的な裏付けのある商品」としてアプローチするようです。
商品は同じポカリスエットです。
しかし地球上の環境の変化を販売の商機と捉え、
ポカリスエットの商品としての「意味」を変え、
そして新しい挑戦をしているようです。
私はこの記事を読んですごく面白いなって思いました。
さて今回は大塚製薬という大企業のことですが、
これを私たちに置き換えるとどうでしょうか?
環境が変わる。簡単な例でいきますと加齢などが挙げられます。
年を重ねて、特に体力面は
どうしても落ちてきます。時には「昔はよかった」と
思ってしまうことがあるかもしれません。
ですが、この環境を別の角度から見ると、
役割の変化とも捉えられるのではないかなと思います。
体を動かす役割からこれまでの経験や知恵など、
頭を動かす(人間の脳みそは高齢になっても成長するようです)役割などです。
つまりは人そのものは変わらなくても、
置かれた場所によって生かされ方は変わる。
ということです。
外圧、つまりは環境の変化です。
環境の変化によって様々なご縁をいただくことがあります。
このご縁をどう捉えるのか。
マイナスと捉えるのか、プラスと捉えるのか。
過去に生きるのではなく、
未来にどう行動していくのかを考えていくことが、
人生を謳歌する秘訣なのかなと感じました。
今月はお彼岸の月です。
お墓参りをされる方も大勢いらっしゃるかと思います。
ご先祖様の生き方に思いを馳せながら、
自分自身の置かれた環境・人生をどのように謳歌するのかを
考えるきっかけにしていただけると幸いです。
令和8年8月27日 涌泉寺 住職 山口 法光
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