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令和4年1月の住職だより

住職たより  二〇ニニ年一月号

 皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか?今年もお手紙をお送りいたします。

 二〇二二年、今年の目標等、立てた方も多いかと思います。今月は時間の話でございます。

 

 ある学校の教諭が教室で一人の生徒に大体五〇センチくらいの壺を見せました。その壺に握りこぶしくらいの石をいれて満タンにしました。「この壺は満タンですか?」教諭はその生徒に問いかけます。生徒は教室の一同に向かって「はい」と答えます。すると教諭は砂利で一杯のバケツを教壇の下から取り出し、隙間に向かって流し込みました。そしてもう一度「この壺は満タンですか?」と問います。さすがの生徒も「何か裏があるだろう」と思って「いいえ」と答えます。すると今度は教壇の下から更に砂のバケツを取り出して壺の隙間に流し込みます。「これで壺は一杯ですか?」教授は問いかけます。生徒はたぶん何かあるだとろうと想い「いいえ」と答えます。教授はニコッと笑い「そうだ」と答えて水を壺に流し込みました。教授は生徒に「私が何を伝えたいかおわかりですか?」と問いかけてこの話はおしまいです。

 

 このお話しで伝えたい点は二つです。実はこの壺は人生を指します。ですから、一点目は、「精一杯人生を謳歌していますか?」という事です。そしてもう一点は「大事な事(この場合は最初に入れた石)に時間をきちんと割いていますか?」という事です。大きな石ではなく、砂や水を先に入れてしまうともう大きな石の入る余地はありませんよね?人生もそれと同じですよという事です。

さて皆様にとって大きな石とはなんでしょうか?(今は今年一年ですが本題は、人生・一生の目標の事)。「見つからないよ。」という方は是非ともお寺にいらしてください。お釈迦様や大威徳明王をはじめとするたくさんの守護神方が皆様を導いてくれる事間違いなしです。

二〇二二年もよろしくお願いいたします。

 

  令和三年十二月二十八日

涌泉寺 住職   山口 法光

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