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令和4年11月の霊神符だより

合掌 早くも朝晩が寒いと思える日が続いています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。くれぐれも体調にはお気を付けくださいませ。

 

今月は「曽谷殿御返事」からの一節です。

 

「米は油の如く、命は燈の如し。法華経は燈の如く、行者は油の如し」

 

これは曽谷道崇入道から、お亡くなりになった父の供養のために、二俵の焼き米が日蓮聖人に送られて来ました。これは、そのお礼状に書かれてある一節です。

 

油が燃えて燈が灯ります。しかしながら、油が尽きれば燈は消えてしまいます。命という燈があるのは、米という油があるからです。命を長らえるためには、食べ物は欠かせません。これを法華経に例えて、冒頭の一節を述べられています。

 

法華経という燈はとても尊いものだけれども、その法華経を信じ・法華経を受持し・法華経を読誦する。その私たちが油と成り得ることで、法華経は燈として明るく照り続けることが出来ます。

 

もちろん、法華経を拠り所とする私たちです。しかし、その法華経に命を吹き込むことが出来るのも、私たちなのです。そのことを自覚して、これからの人生を歩んで、法華経という燈を絶やさないようにしないといけませんよ、という意味なのです。

 

日々の生活において自覚することは難しいですが、ふとした瞬間に思い出して、一心にお題目をお唱えしていただければ、より一層の功徳が得られることと思います。

 

では今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。

では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。              敬具

 

令和四年十月二十八日

涌泉寺お守りの会 代表 山口法光

涌泉寺お守りの会会員各位

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