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令和4年9月の霊神符だより

合掌 夏も終盤を迎えております。皆様はいかがお過ごしでしょうか。まだまだ暑い日は続きます。熱中症にはくれぐれもお気を付けくださいませ。

 

今月は「妙法尼御前御返事」よりの一節です

 

「此法華経には我等が身をば法身如来、我等が心をば報身如来、我らが振る舞いをば、応身如来 と説かれて候」

 

日蓮聖人は命をかけて、法華経を説かれた人生でした。 日蓮聖人は命をかけて我々に残してくれたものは何かというと、それは命の尊さでもあります。

この一節の通り、私たちの命は佛の命を表れであると説かれています。どんな人であれ、どんな命であれ、尊いとおっしゃっています。

 

文明 特に医学の発展はそれまでは生き残る事ができなかった命を伸ばし、そして社会福祉の発達はそれまでは助けられなかった命を伸ばしてきました。人類社会の進歩向上とは、弱い命を生きられるようにすることに尽きるとも言えます。

 

弱い命を切り捨てなければ、全体が生き残ることができない時代がかつてありました。しかしながら今の時代も失われなくても良い命が失われているのもまた事実です。

世界各国を見てもそうですし、こと日本においてもそういった現実がないかと言われればそれはまた違います。

 

全ての命がその寿命を全うする世の中を建築していくこと。それこそが、日蓮聖人が法華経を我々に説いて下さった意味だと思います。

 

では今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。

では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。               敬具

 

令和四年八月二十八日

涌泉寺お守りの会 代表 山口法光

涌泉寺お守りの会会員各位

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