令和4年2月の霊神符だより
合掌 寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。今月もお便りをお送りいたします。
今月は「下山御消息」からの一節です
「釈迦佛の本土は実には娑婆世界なり」
これは日蓮聖人が弟子の因幡房日永のために下山兵庫五郎光基に送られた弁明書です。
この日永と光基は親子になります。光基は日永の親で熱心な念仏の信仰者で敷地内に寺を構えるような人で、ここの跡を任されたのが息子の日永です。日永が法華経を読誦するようになると光基は怒って日永を追いだしてしまいました。
そこで日蓮聖人が日永救済のためにしたためたのがこの手紙です。
この娑婆世界こそお釈迦様の浄土(本土)であるという事を、このお手紙にて日蓮聖人は伝えています。娑婆というのは、もともとは大地という意味ですが、仏典では「忍土=耐え忍ぶ修行の場所」とも訳されます。つまりは忍土であるこの娑婆こそが釈尊の本土で、娑婆世界でもあります。日蓮聖人は、この娑婆世界を尊ばなくて我々はどう生きるのでしょうか?
とこのお手紙に書いてあります。
この娑婆世界で精いっぱい、霊神符のお守りを握りしめ、お題目を上げて、いい生き方をしていきましょう。
では今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。
では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。 敬具
令和四年一月二十五日
涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光
涌泉寺お守りの会会員各位
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