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令和三年三月の霊神符だより

合掌 皆様 いかがお過ごしでしょうか? まだまだ寒い時期が続いております。お体にはお気を付けくださいませ。

今月は「日眼女釈迦佛供養事」からです。

 

「日本国と申すは女人の国と申す国なり」

 

この文の意味は読んでそのままの意味です。法華経で有名なのは、提婆達多品がこの女人成仏という事に関して有名です。

法華経以外のお経では、男性しか如来になれないと考えられていたのですが、法華経の提婆達多品の中で、そうではない旨が書かれてあります。

また前半部分では極悪非道の悪人であっても如来になれる旨が書かれており、当時では如来にはなることができないと思われている人達でも、法華経によって始めて、如来になれるという事が書かれてあります。

 

それが、この御遺文です。日蓮聖人は男性がエライとか、女性がエライではなく、男性も女性も平等ですよ、という事をおっしゃっています。

だからでしょうか、日蓮聖人は、女性に対して非常にジェントルデリカシーです。日蓮聖人の御遺文の中には女性の信者に送られた物が多くあり、女性についての、思いやりのお言葉も散見されます。

法華経と言い日蓮聖人と言い、今の時代から見ると「当たり前」と思われている事も、当時としては画期的な考えであったようです。

両性が存在すると言う意義は、それぞれに、その違いがあって当たり前なのです。その違いをお互いに尊び合いながら和することが、望ましい有様(ありよう)ではないでしょうか?

 

それでは今月も先月同様、ただ一心に御題目をお唱えしましょう。そして、沢山の幸せが皆様の元に届きますように。ナームー…。

では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。       敬具

令和三年二月二十六日

涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光

涌泉寺お守りの会会員各位

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