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令和4年2月の涌泉寺だより

お仏壇の前で…考えよう

①    お経の前(御宝前・お仏壇を清めます)

我此道場如帝珠 十方三宝影現中 我身影現三方前

頭面接足帰命礼

②    神仏にお出でを願います(勧請)

悉皆慈悲影現道場、知見照覧御法味納受

③    お経を始める合図

開経偈(無上甚深微妙の法は~値遇し頂戴せん)

④    お経(読誦)

基本・・・方便品第二と如来寿量品第十六(自我偈)

⑤    御妙判(日蓮聖人さまのお言葉・お文)

⑥    唱題(南無妙法蓮華経=法華経の有難さを絶対信受)

南無妙法蓮華経と何度も(30~50回以上)唱える

⑦    お経・御妙判・唱題 すべて終わりの合図

宝塔偈(此経難持・・・皆応供養)

⑧    お経が終わって(お経・法華経の眼目)

一天四海皆帰妙法、末法万年広宣流布、天長地久国土

安穏、五穀豊穣万民快楽、正法興隆邪法滅尽、立正安

国世界平和

⑨    お寺の事(菩提寺などの)

 当山繁栄伽藍相続、火盗公私諸縁吉祥、法燈高揚宗風

宣揚、寺檀和融令法久住

⑩    檀信徒への願い(ご自分の家族の)

 資生産業皆順正法、家内安全子孫長久、菩提心増長護

持山門

⑪    お上人の回向(菩提寺などの)

 増円妙道位隣大覚、報地荘厳報恩謝徳

⑫    檀信徒の回向(ご自分の家庭の亡くなった方々)

 断迷悔悟離苦得楽、妙法経力即身成仏

⑬    お経をあげた自分へのご褒美

 無始以来謗法懺悔罪障消滅、学道増進精勤不退、息災

延命衆人愛嬌、化導成弁臨終正念証大菩提

⑭    最後に神仏にお帰りを願います

唯願諸聖衆 決定証知我 各到隨所安 後復垂哀赴

 

お仏壇とは、生まれてこの方日々生きている我々が、

安心して生きていられるように日々ご守護くださるご神仏方にお住まいしていただく館の事です。決して、亡くなられた方々をご供養するためだけの物ではありません。

 だからこそ、結婚して新しく一家庭を持った時に、お迎えするものです。

 皆さんは、毎朝、目が覚めるのは自分の力で目覚めて

涌泉寺だより R・四・② 発行者 涌泉寺 院首 山口法博
いると思っておられますが、大きな間違いです。神仏の力によって目覚めさせて、頂けているのです。何故なら、いくら自分で頑張って目覚めようとしても、目覚めることが出来ないで、そのまま亡くなっている方々の多いことを、ご存じだと思います。

 だから、朝、目覚めると、ご仏壇のご神仏に、目覚めさせて頂いて有難う御座います。『今日も一日世のため・他人のため・家庭のために働かせていただきます』と述べて、晩、寝る時には、今日も一日頑張れました、明日も頑張りますから、明朝も目覚めさせて下さい、とお願いをして眠りにつくのです。

 お仏壇の真ん中に南無妙法蓮華経を中心に仏さま方の名前がたくさん書かれたものが掛かっていますが、お釈迦さまが今現在もですが、インドの霊鷲山で、法華経をお説法なさっている場面を、日蓮聖人さまが図現なされた十界曼荼羅と言うものです。神仏界の全てのご神仏が描かれています。

 左が大黒様で家庭に冨の潤いをご守護下さいます。

 右は子安鬼子母神様で、子孫繁栄をご守護下さいます。 子供が無事家庭を持つまで、無事なる成長のお願いとお礼を言います。子供には鬼子母神様の前で『アリガトウ』を教えましょう。

 なので、お仏壇は、皆さんが必ず顔を出す、リビングに置かせて頂くのが良いと思います。昔は、いろんなニオイがして油汚れや行儀が悪く、着衣の乱れる、リビングなど騒がしいところに置くなと言われましたが、集まり易く気軽に手を合わすことが出来る、リビングが良いと思います。

 お供え物は、毎朝、左にお水、右にお茶、真ん中ご飯です。お茶にご飯は熱いものを。今は、朝はパン食です。パンの切れ端をご飯の代わりにしてください。冷え切ってから下げないで、三分か五分くらいで下げて直ぐ、お口の中に入れてください。カチカチになって捨てるよりも、神仏の宿って有難いものを頂いて下さい。

 お供え物には神仏の魂が宿ります。特に子供の着たり食べたりする物はまずお仏壇にお供えしてから食べたり着せたり致しましょう。心身健康無事育成間違いなし!

 お花は左・ローソク右・線香は真ん中です。火の用心のため、ローソクは直ぐ消すか電灯ローソクにしましょう。

 お経の本は、難易度に伴い、何冊にもなりますが、最初は簡単なものを仏壇屋さんで・菩提寺・いつもお世話頂いているお寺などで求めましょう。

 お経は毎日させて頂いての慣れです。お題目・お釈迦様・日蓮聖人様・法華経を心から信じ④⑥をシッカリ!

お寺の住職が貴方宅に行くとき、お寺の元気な神仏が一緒に行き、貴方宅の疲れた神仏と交代します。

貴方がお寺に行くとき、貴方宅の疲れた神仏が一緒にお寺へ行き、お寺の元気な神仏と交代します。

最低一年に四回は、行ったり来たりしませんか。

貴方宅の神仏が、元気に貴方々を護りますョ!

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