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令和3年12月の霊神符だより

合掌 皆様 最近、だんだん寒くなってきましたね。体調にはお気を付けて、お守り修行をしっかりとご精進下さいませ。

今月は「教機時国鈔」の一節ついて

 

「末法には無戒の者を供養すること佛の如し」です。

 

末法のというのは今の世の事です。無戒というのは「出家」の事をいいます。インドでの出家というのは「隠居」の意味合いが多いです。といいますのも、インドの古い習慣では生涯を修学(学業期)・家居(社会人)・出家(老期)の三期に分けていたといいます。この一節もその由来より示されたものと思われます。家居によって修学と出家が食べていける訳です。

この御遺文は、末法の無戒者は=僧侶は、仏法を相続するから尊いのです。その尊い僧侶を供養するということは、仏を供養するのと同等だ、と日蓮聖人さまは仰っておられるのです。(お坊さんにお供養させて頂き、お守りの俱生霊神さまからお徳を頂きましょう)

さてこの「教機時国鈔」の文字それぞれに実は意味があります。「教」は教え、法華経の中でも中心になる教えであります。つまりは南無妙法蓮華経という「お題目」です。「機」とは教が与えられる対象、つまりは我々末法の世に生きる者を指します。「時」というのは末法の世を指します。そして「国」とうのは文字通り、日本の国 広義でとらえるなら全世界となります。これは仏法(法華経・お題目)を広めるには、誰にでも、何時でも、何処ででも、では広まりません。相手と時期と場所を選ばないと布教出来ないという意味です。 お守りの会員の皆さんも、お守りのありがたさを伝えて、会員の仲間を増やしてください。それが布教の仏道修行です。

それでは今年も早いもので十二月です。やり残した事がないように色々な事に励むとともに、先月同様、ただ一心に御題目をお唱えしましょう。今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。

では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。          敬具

令和三年十一月二十八日

涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光

涌泉寺お守りの会会員各位

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