住職だより R8.7 「長年のカンも間違える」
みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
日経新聞を読んでいました。
「サッポロホールディングス生成AIで業務改善」
とありました。記事にはこうあります。
「人工知能(AI)を使って、飲食店の注文データをもとにした
メニュー開発や、混雑時間を分析した調理や
接客のオペレーション改善に取り組む。
経験やカンに頼らず、
客観データを生かして店舗運営の効率化につなげる。
客単価を上げるためのメニュー開発や
オペレーションの効率化など、
幅広い分野でAIを取り入れるのは珍しい。」
つまりは、生成AIで「業務を改善できましたー」
という記事です。
この記事を読んで「生成AIすごい」ってなりますが、気づいたことを3つ書きます。
1つ目「長年のカンだって間違える」
感覚だけで決めると間違えることありますよってことです。
生成AIは血が通っていない無機質なものかもしれませんが、
人間にはできない客観力があります。
2つ目「生成AIはみんなの脳みそ」
生成AIってどこから情報をもらって学ぶのかというと
インターネット上にある情報です。
それも日本だけではなく全世界です。
これらの情報を持って生成AIは進化していきます。
そうなんです。生成AIを成長させているのは私たち地球上の人間なんです。
ですから生成AIはみんなの脳みその集合体なわけですね。
3つ目「生成AIは魔法ではなく道具」
とは言え生成AIは道具です。
使い方次第で毒にも薬にもなります。
生成AIは、これからますます私たちの生活や仕事に入ってくると思います。
今やいろいろな事が大きく変わる時代において、
長年の経験やカンも大切ですが、
それだけに頼ると、時には間違えることもあります。
だからこそ、数字やデータ、
そして生成AIの力をうまく借りることが大切です。
生成AIという存在は今後切っても
切り離せない存在なのかなと思っています。
ですが最後に決めるのは人間です。
人を思う心、相手を気づかう気持ち、
心を震わせるような経験は、生成AIにできません。
生成AIは魔法ではありません。
けれど、正しく使えば、私たちの
暮らしや仕事を助けてくれる素敵な
道具、相棒、脳みそになります。
長年のカンを大事にしながら、
生成AIの得意とする要素も取り入れていく。
そんなハイブリッドな考え方が、
これからの時代には必要なのかなと思っています。
令和8年6月27日 涌泉寺 住職 山口 法光
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