住職だより R7.5 「習い事始めました」

住職たより 令和7年5月号 「習い事始めました」
みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
皆様は何か習い事などされていますか?
私は最近、「速読スクール」に通い始めました。
速読というと皆様はどういうイメージでしょうか。
「一冊の本をものの数十分で」というイメージを
お持ちの方が多いかもしれません。
私の通っている速読は「一番遅い速読」
と謳っているくらいなので、
2〜7倍くらいのスピードで読めるように
なるという事をゴールにしています。
オンラインでもリアル受講も両方できるので
時間がない、地域柄通うのが難しい
などといった場合でも楽しく受講することができています。
大人になって全く学んだことがない人の割合が多い日本人ですが、
読書においても外国と比べて少ない状況にあるようです
(月に一冊も読まない人が五割程度)。
ただ学ぶことは本来楽しいはずです。
特に小さい子を見ているとそう思います。
小さい子どもはまさに好奇心の塊です。
色々なことに興味津々で見たり聞いたり、
走り回ったりしています。
ただそれは、小さい子どもだけの
特権ではないと思っています。
学ぶことを楽しむ心、好奇心を持ち続けること――
これは、年齢を重ねたからこそ、
より深みをもって味わえるものと思っています。
最近知ったのですが、人間の脳は
年齢とともに記憶力は少しずつ衰える一方で、
「考える力」や「処理する力」は、
歳を重ねても成長していけるのだそうです。
若い頃のようにたくさん覚えることは難しくなっても、
経験や知恵が重なった分、
より深く、豊かに物事を考えられる。
そう思うと、年齢を重ねた今だからこそ
色々なことに挑戦するのが素敵な人生なのかなと感じます。
「こんな歳になってから」と思わず、
「今だからこそ楽しめる」と受け止めてみる。
すると、いつもの景色も少し違って見えてくるかもしれません。
皆様の中にあるちょっとした好奇心を行動に移して、
日々の暮らしに花を添えてみてはいかがでしょうか
令和7年5月 涌泉寺 住職 山口 法光
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