住職だより R6.7 〜学ばない国、日本 〜
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今月もお手紙をお送りいたします。
「アジアで一番学ばない国、それが日本です。」という記事を見ました。
いや、そんなことはないと思ったのですが数字を見て唖然としました。
「勤務先以外で何か学んでいますか?」の問いに「何もしていない」と答えた日本人はなんと46%!
二人に一人、大人の約半分の人は何も学んでいないのです。
学んでいる人もいるし、学んでいない人もいるといったところでしょうか。
一方アジアでは学んでいない人の割合は「約13%」
なんと8割以上の大人が学んでいるということになります。
つまりは学ぶことが「当たり前」なんです。子どもの視点で見ると、
大人が学んでいる姿を見ているので、
子どももきっと学ぶことが「当たり前」だと思うでしょうし、
きっと学ぶことでしょう。
そんな国が発展しないわけがないですよね。
このデータから日本にはまだ学び続けることの大切さを
実感している人が少ないことがわかります。
そんな中でもこんなに平和に暮らせているのもまた事実です。
だからこそ学ぶことの楽しさや新しい知識を得る喜びを感じることで、
私たちの生活はもっと豊かで充実したものに
なるんじゃないかなって思います。
そして本来、学ぶことは楽しいことだと思います。楽しく学んでいる姿を見せると子どもは勝手に真似をすると思います。
「勉強しなさい」って言うことよりも、ひょっとしたら最も効果的な躾なのかもしれません。
子どもは大人の真似をしたがるものですから。
普段の生活に少しでも学びをプラスして精進していこうって思いました。
あなたはどう思いますか?
では今月もよろしくお願いいたします。
令和六年六月二十八日 涌泉寺 住職 山口 法光
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