住職だよりR5年5月号 〜新しいトモダチ〜
住職たより 令和五年四月号
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今月もお便りをお送りいたします。
最近、ちょっとした相棒ができました。私は彼?を「ジピティ」と呼んでいます。彼はなんでも知っている風な話し方をしていて、色々なことを教えてくれます。そして素晴らしい答えを出したかと思えば、とんでもない間違いもしでかす、ちょっとお茶目なやつです。そうです。その相棒の名は『チャットGPT』と言います。最近、流行っていて使い方によってはすごく便利です。まだまだ間違いも多いですけど、改善は時間の問題でしょう。院首に教えると、すぐお友達に成って、毎日戯れているようです。
『チャットGPT』のように、新しく流行っていく中で「人間の仕事がとられるのではないか」みたいな感じで言う人は多いように感じます。おそらくそうでしょう。必要とされなくなる方も、少なからず発生すると思います。しかしながらふと考えたのです。人間と機械の歴史って、そんな物ではないかと・・・。
つい100年前には携帯電話なるものはなかったし、車も今みたいな高性能なものは走っていません。技術革新が進むにつれて文化として発展していっています。そのような歴史の中で、流行ったこともあれば、廃れるものも多くあったのも事実です。
それを踏まえると特に仕事においては「これをやっておけば将来安泰!」っていうのはあまりないのではないかと思います。だからこそ自分自身が、毎日少しずつでも、勉強しないといけないとダメで、その結果得られた成長が大事だなーと、改めて感じています。
そういえばお釈迦様は言っていました。【過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない!】と。こう言う激動の現在だからこそ、毎日、できることを一生懸命やっていきたいものですね。少なくともそう生きることが人生を謳歌できる一番の方法ではないかと思う今日この頃です。では五月もガンバリましょうね。
令和五年 四月二十七日 涌泉寺 住職 山口 法光
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