令和4年6月の霊神符だより
合掌 最近は暑い日が続いています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今月は「開目抄」よりの一節です
「天の加護なき事を疑はざれ 現世の安穏ならざる事を歎(なげ)かざれ」
です。開目抄というのは日蓮聖人さまが佐渡に流罪になってから書かれた書物です。一二七一年というのは佐渡へ流罪の年であります。日蓮聖人さまだけが佐渡ヶ島に流されただけでしたら、何とかなったかもしれませんが、時の幕府が教団の撲滅を計りました。所領の没収や制裁金等を課す 居住地からの追放等々 むごたらしい迫害を多くの信徒に行いました。
これによって多数の信徒の方々が退転する事になりました。当然 個人としては法華経を信仰したいのだけれども、こういった事をされるとどうにもならない!という人もたくさんいらっしゃったようです。そして踏みとどまった人も「なぜただしい事を行っているのに迫害されるのか」という疑問を持つ者も当然いらっしゃいました。そこで執筆されたのがこの開目抄という書物です。そこで色々な事を書かれています。
「ただしい事をする者でも迫害される」「この環境を歎いてはいけませんよ」「御題目をお唱えすれば必ず佛になれますよ」 等です
そして、その一節に冒頭の「天の加護は必ずある」という事も書かれてあります。 この断固たる決意! もこの開目抄には書かれてあります。
今の世もそうです。このような時節ではありますが、天の加護は必ずあります。
日々、それを信じ毎日のお題目修業を実践していきましょう。
では今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。
では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。 敬具
令和四年五月三十日
涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光
涌泉寺お守りの会会員各位
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