住職だよりR5年2月号 〜お誕生日〜
住職たより 令和五年二月号
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 最近は寒さの厳しい日が続きます。体調にはくれぐれもご留意くださいませ。
二月といえば、お釈迦さまが亡くなられた月であり、日蓮宗の開祖である日蓮聖人さまが、お釈迦さまのお亡くなりになったその次の日にお生まれになった月でもあります。先日、皆様にはご案内を送付いたしましたが、改めてご確識いただければと思います。
仏教徒がこれだけ多い日本ですが、お釈迦さまがお生まれになった四月はまだ花祭り・灌仏会と言って、花を愛で甘茶を掛けたり飲んだりと、まだ、馴染みがありますが、亡くなられた二月というのは、今一つ馴染みがないように感じます。近すぎて逆に見えてこないのでしょうか? それは人間関係にも言えるように思います。「周りの人に感謝しよう」という言葉をよく聞きます。その言葉が、ある時点から、我々は意識しないとその人に感謝できないという事がよくあると思います。普段からみんなができていたら、こういう言葉も出てこないと思います。当たり前が当たり前でないこと、無(亡)くなってから気づくということは残念ながらよくある話です。何事にも済んでからでは遅すぎる!
二〇二三年も始まったばかりですが、改めて気をつけていこうと思いました。
さて、今年も、もうすでに、涌泉寺では大行事の、人形供養・八日堂年大祭を執り行いました。途中、雨が降ってきて天候には恵まれはしませんでしたが、無事に終えることができて一安心です。お人形さんに感謝をしていただき、そしていらっしゃった方々には今年一年間安穏でありますようにとご祈祷をいたしました。今年も多くの方に来て頂き、素敵な一日でした。おもちゃ・お人形さんの供養は毎日受付しております。
毎日の、ありがとう、を伝えに、お寺まで是非とも足をお運び下さい。涌泉寺はいつも・いつまでも皆さんの来ていただけることを仏さま方と一緒にお待ちいたしております。では二月も、元気で楽しく、を願っております。
令和五年 一月二十八日
涌泉寺 住職 山口 法光
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