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住職だより R5.8月号 〜コミュ力〜

住職たより  令和五年八月号
 皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今月もお便りをお送りいたします。

今回はお釈迦様のコミュニケーションについてです。二千五百年以上も前の方の教えが、今もなお私たちの生活に深く関わっていると思うと、それは、驚異的なことではないでしょうか。お釈迦様のコミュニケーションスキルは素晴らしく、その方法を探求してみると以下のような要素が見つかります。

一、対話型 質疑応答式でお弟子さんとお話しし、聞いている自分自身で、答えが導き出せるようにしました。
二.具体的な比喩の表現  法華経にも七喩が出てきますが、よく使われています。
三.すべての人とフラットに偏見を持たず、お話をよくしていました。
四.共感の精神  相手に尊敬と理解を表現することで、他者との信頼を得ました。

このような要素は、釈迦のコミュニケーションスタイルが現代社会にも深く関わり、また適応できることを示しています。その教えは私たちが相互理解を深め、自己成長を促す方法を教えてくれており、それは今日でも変わることなく有効です。
私たちはお釈迦様ではないので、全てを完全に取り入れることは難しいかもしれませんが、一人ひとりがこれらの教えを少しずつでも実生活に取り入れていくことで、豊かな人間関係と成長を、遂げることができると信じています。
さて、今年もお盆の季節がやってまいりました。一年に一度のこの機会に、帰省や旅行で、会える方、話せる方との繋がりを、もっと、大切にしたいと思います。一人でも多くの方とお会いできることを、楽しみにしております。
どうか皆様も素晴らしいお盆をお過ごしください。

では今月もよろしくお願いいたします。
    令和五年 七月二十七日  涌泉寺 住職 山口 法光

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