令和3年8月の霊神符たより
合掌 皆様 もう夏本番ですが、いかがお過ごしでしょうか?
熱中症等気を付けてくださいませ。
今月は「報恩抄」の一節ついて
「或いは所をおひ、或いはのり、或いはうたれ、或いは戒をかうふるほどに、伊豆国伊東にながされぬ。その後、弥菩提心強盛にして申せば、いよいよ大難かさなる事、大風に、大波の起こるがごとし。昔の不軽菩薩の杖木のせめも我が身に、つみしられたり。」
日蓮聖人は伊豆流罪という大難に遭っておられます。そういう状況にあいながらも、自身を常不軽菩薩に共通する法難という事を媒介としてご自身を慰めておられます。常不軽菩薩は二十番目のお経に出てくる、お釈迦様の前世という事で出てくる菩薩です。その常不軽菩薩も周りの人から杖で叩かれ、罵られ、石を投げられたりして、苦行を積まれました。
あの、お釈迦様でさえも、過去には常不軽菩薩として難行苦行をなされたという事実に基づき、日蓮聖人は自身の発奮につなげられています。日蓮聖人にとって常不軽菩薩は心の糧であったと、この文よりうかがうことが出来ます。
皆さんも、生活の糧としているものはいくつかあるかと思います。お題目もその一つでしょう。一心になってお唱えすればたくさんの功徳が得られます。八月はお盆の時期です。御先祖様と一緒にお題目をお唱えしていただいて、多くの功徳を得て頂けると幸いです。
それでは今月も先月同様、ただ一心に御題目をお唱えしましょう。今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。
では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。 敬具
令和三年七月二十八日
涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光
涌泉寺お守りの会会員各位
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。