令和三年三月の住職だより
住職たより 二〇二一年三月号
皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
今月もお便りをお送りいたします。
今日は「時間」についてお話いたします。
先日結婚した知り合いがいます。で結婚式のお祝いのスピーチに「時間」についてのお話をなさったお方がおられました。思わず耳がピン!反省です。 内容はこうです。
例えば五〇年という夫婦の時間を過ごすと仮定します。五〇年と聞くとけっこう長い時間だと思われませんか?金婚式ですよ。でも冷静に考えて夫婦の会話だけの時間というのはどれくらいなのかと言いますと実際は一日一~二時間程度みたいです。これに一年の日数や年数をかけると実際は二七三七五時間なのです。これが夫婦同士で会話していられる時間です。時間だと分かりにくいので年に直しますと約三年。そう考えるとけっこう短いんですよね? じゃあその一日の限られた一~二時間の間で何をお話しなさいますか?喧嘩ですか? いがみあいですか? 違いますね。 おそらく楽しい話や建設的な話や夢のある話をしたいですよね? 時間を大切にした夫婦を築いて、大切に過ごして下さいね。
という内容です。
確かに「時間は大切である」と我々はきっと頭では分かっているし理解もしていると思うのですが、じゃあ実際に計算した事ってあんまりないですよね? この計算だと大学生活の四年間は数か月程度になってしまいます。このように意識するようになるとその時間がより一層尊いものになりますよね。
皆さんもよかったらご自身の生活における「時間」というものを一度計算してみてください。
もっと内容の濃い素敵な毎日が送れる事間違いなしです。
さて、三月はお彼岸です。院首ともども皆さんのご自宅にお伺いする事も
あるかと思いますが、皆様の元気な姿を見られる事を楽しみにいたしており
ます。 下のこぞう君はお彼岸中の六つの修行を教えてくれています。
では今月もよろしくお願いいたします。
令和三年 二月二十六日
涌泉寺 住職 山口 法光
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