令和3年2月の霊神符たより
合掌 皆様 いかがお過ごしでしょうか? まだまだ寒い時期が続いております。お体にはお気を付けくださいませ。
今月は「兵衛志殿御返事」についてです
「飢えたる人には衣を与えるよりも食を与えて候はいますこし功徳まさる。凍えたる人には食を与えて候よりも衣は又まさる」
内容は おなかが空いている人には、衣服を施すよりも食物を与える方が、功徳がある。凍えている人には食物を施すよりも衣服を施す方が、功徳がある。
という意味になります。
人の苦しみは人それぞれです。おなかを空かせて苦しんでいる人もいますし、お金がなくて苦しんでいる人もいます。また病に苦しむ人もいます。
お釈迦様の教えは行き着くところは苦を除いて、楽にさせてあげるということです。これを「抜苦与楽」と言います。
今回の兵衛志殿御返事における内容というのは、相手の立場に立つ、相手を想いやるという事が重要であるという事です。そのことを日蓮聖人さまはこのお手紙でおっしゃっておられます。つまりは、すべて相手に対しての思いやりの心から生まれるという事です。
内容としてはこういう事ですが、なかなか現実社会では難しい事も多くあると思います。そんな迷った時のためのお題目です。一日数編でも構わないのでお題目を唱えてみましょう。お釈迦さまや日蓮聖人さまから素敵なアドバイスを頂ける事間違いなしです。
心にゆとりがないなと思った時は是非やってみてください。
それでは今月も先月同様、ただ一心に御題目をお唱えしましょう。今年も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。
では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。 敬具
令和三年一月二十八日
涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光
涌泉寺お守りの会会員各位
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