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住職だより R7.11 「新政権」

みなさんこんにちは。

最近の話題はもっぱら新政権でしょうか。
皆様の期待度は、如何でしたでしょうか。
どこの調査でも高い数値を叩き出しています。
ネガティブな報道も多いようですが、その報道も
政策というよりは「なんとなく批判」が多いようです。
なんとなく悪者という感じで扱っているのが見受けられます。
個人的には経済政策や国家観はとても期待しています。

さて、最近と言いますか、おそらく昔からなのでしょうが、
テレビ新聞は偏っていると感じております。
「テレビは取材をきちんとしているから正しい」とアナウンサーも言うくらいですが、
本当でしょうか。そんなことはありません。
スポンサーというものが後についている以上、
忖度するに決まっています。
ですからテレビや新聞はやはり、時折、結果として嘘が混じります。
息を吸うように嘘をついてきます。

ではネットの世界は正しいかというと、それも一概には言えません。
「玉石混合」です。良いものはすごくいいけど、ダメなものは全くダメです。

本当はテレビが正しいことを言って、善悪の振り幅がすごいネットは止める、
というのが正しい構図なのでしょうが、実際はそうはなっていないようです。
これはテレビが間違っている、ネットが危ないという話ではありません。

どちらも便利で、どちらにも真実はあります。
けれども、受け取る私たちが
「これは本当かな?」「誰の得になる話かな?」と
一歩立ち止まるだけで、見える世界が変わります。
昔から「聞いた話をうのみにするな」「自分の頭で確かめよ」
と言われてきました。
今の時代はそれがますます大切になっています。
情報が多すぎる時代だからこそ、
考えずに信じる人ほど、操られやすくなる。
逆に、考える習慣を持つ人は、
どんな情報社会でも流されません。
ですから、テレビもネットも「見る」ものではなく「使う」もの。
自分の軸を持って、取捨選択しながら上手につきあっていきたいものです。

それでも迷ったら「お題目」の出番です。
お釈迦さまのお説きに成る『法華経』が正しいからです。

何故なら、我々の目の前に、現実に現れた仏さまは、お釈迦さまだけだからです。
さらに法華経以前の教えは真実を伝えていないから、これからは法華経を基としなさい!
とハッキリと仰って居られるからです。 

今日も高らかに「南無妙法蓮華経」をお唱えいたしましょう。
それでは今月もよろしくお願いいたします。

令和七年十月二十八日   涌泉寺 住職  山口 法光

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