住職だより R6.10 〜成長の4段階 その1〜
住職たより「成長の4段階」その1 令和6年10月号
「無意識有能」という言葉を聞いたことがありますか?
先日、学習には4つの段階があるという記事を読みました。今回はそのお話をいたします。
4つの段階とは「無意識無能」「意識的無能」「意識的有能」「無意識有能」のことです。
これを分かりやすいようにダイエットに例えると次のようになります。
・無意識無能(Unconscious Incompetence):
ダイエットの必要性や自分の健康状態について、まだ深く理解していない段階です。この時点では、現状の生活習慣が問題であることにも気づいていません。例えば、「どうして太っているのか理解していない」「不健康な食習慣を無意識に続けている」といった状態です。
・意識的無能(Conscious Incompetence):
健康に問題があることや、体重を減らす必要があると認識し始めた段階です。食生活や運動習慣を変えようとするものの、簡単にはできないことに気づきます。例えば、「食事に気をつけようとしても、ついお菓子を食べてしまう」といった葛藤がよくあります。
・意識的有能(Conscious Competence):
ダイエットのために適切な食事や運動習慣を理解し、それを実践できる状態です。しかし意識的に努力しないと続けられません。「食事のカロリーや栄養バランスを考え、意識して運動を続ける」という段階ですが、常に注意を払わないと習慣が崩れる可能性も秘めています。
・無意識有能(Unconscious Competence):
最終段階です。ダイエットや健康的な生活習慣など自然に身につき、無意識でも続けられる状態になります。この段階では、健康的な食事や運動が日常生活の一部になり、ストレスを感じずに維持できるようになります。「特に意識しなくても、自然に健康的な選択ができる」状態です。
成長にも段階があるんですね。
さて、今回は説明で終わってしまいました・・・。続きは次回にお話しいたします。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。
令和六年九月二十八日 涌泉寺 住職 山口 法光
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