住職だより R6.8 〜テレビのない生活 〜
住職たより「テレビのない生活」 令和六年八月号
最近、テレビが故障しました。15年近く使っていたので、寿命なのかな、と思います。
新しいのを買おうかなと思ったのですが、あれよあれよと、もう一ヶ月以上は
経過をしてしまいました。
でもふと思ったのです。「テレビ見なくても生活できるじゃないか」と。
確かに、テレビがないご家庭も増えつつあるというのは知ってはいたので、
特に必要もないかな、とは思ってはいたのです。
実際見なくても生活ができているので、
新しいのを買うか否か少し考え中です。
そんな中、ふと思い出したのは、
水野敬也さんの著書『夢を叶えるゾウ』のエピソードです。
この本は、象の神様である「ガネーシャ」が、
主人公のサラリーマンに自己成長のためのアドバイスをする、という内容です。
ガネーシャのアドバイスは、ユーモラスで親しみやすくて、具体的かつ実践的です。
個人的にはとても好きなので、社会人一年生の方に買って、
プレゼントをしたこともあります。
本の中で、ガネーシャが主人公に「成功したいならテレビを見てはいけない」と言うシーンがありました。要はその無駄な時間を成長に当てろ!ということなのです。
そこでガネーシャはリモコンを没収し、電源コードを抜いたりして、
強制的にテレビを見られなくしたのですね。そしてガネーシャは言います。
「本気で変えようと思ったら、意識ではなくて、「具体的な何か」を変えんといかんのや‼」
「意識」は弱いから、強制的に物事を変えることで、やらざるを得ない状況を
ガネーシャはつくったわけです。このエピソードを思い出すと、
私もテレビを新しく買うのではなく、この機会に、
テレビのない生活を続けてみるのも悪くないかもしれない、
と思うようになりました。テレビを見る時間を、
自己投資の時間に変えて、もっと色々な事を勉強していこうと思います。
さて皆様もご存知の通り、今月はお盆の時期です。皆様とお会いできる事を
楽しみにしています。では今月もよろしくお願いいたします。
令和6年8月2日 涌泉寺 住職 山口 法光
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