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令和4年8月の行事案内

お盆法要のお知らせ

暑中お見舞い申し上げます。ご家族皆さん体調にはくれぐれもご自愛下さい。

表題の件、左記の通り厳修致します。一人でも多くのご焼香で、ご先祖さま等に喜んで頂き、報恩感謝をして、たくさん功徳を積ませて頂きましょう。

当日はご家族おそろいで、たくさんお参りして下さい、お待ち致しております。

尚、ご来山・ご參詣 の出来ない方々には、住職が、あなたに代って、お焼香を致しますので、塔婆回向の申し込みだけでも、是非お勧め致します。

お箸の供養―八月四日(木)お箸の供養をします。お箸をたくさんお持ち寄り下さい。

       時―お盆の行事は令和四年八月十九日()午前十一時より。

別 回 向―地球上の自然災害犠牲物故者一切の塔婆回向

向―今年新盆(初盆) を迎えられる霊 又、当山に永代回向を申し込ま

             れて居られる霊、その他、特別に回向をご希望の方(年回忌等)

             は特別の回向を午前十時より致します。どうぞお申し込み下さい。

             永代回向に関しては当山が回向料を負担して回向させて頂いてお

             りますが、お施主の皆さんもお申し込みください

尚、犬・猫など各動物・ペットの霊は午前九時から致します。

塔婆回向料― 何時もの通りお心持ちですから、一枚でも多く塔婆の申し込みを

             して下さい。身内や親戚知人の方々にも勧めて下さい。

  • 特に、生前中にお世話になった人の塔婆をこの機会に立てて

  御礼を致しましょう。(申し込みは裏をお使い下さい)

り―塔婆は住職が一人で書いていますのでなかなか大変です。出来る

             だけたくさんの申し込みを八月十五日頃までにお願い致します。

当日申し込みも受け付けています。ご先祖などの塔婆の他に、前述

の通り家畜・ペット 等動物の霊の供養も受け付けております。

    本― お盆ですから『盂蘭盆経』をご持参下さい。お持ちでない方はお寺

             にてご用意致しております。                          

                                 以上

令和四年七月二十九日

                                 石           

  檀 信 徒 各 位

◆  お盆のお仏壇のかざりかた(この通りでなくても結構です)

八月十五日の旧盆には 都会中が空き家になったかと思われるほど 殆どの人々が故郷に帰り、家族や親戚の人々と共に過ごしています。喧騒の都会を抜け出して久しぶりに故郷の空気を吸い ご先祖のお墓参りをして、 友人達と旧交を暖めて心の充電をすることは 大変良いことです。

お盆はお正月と共に、ご先祖の精霊をお迎えして、御供養をさせて頂ける大切な仏教の、年中行事の一つです。どうか遠来のお客様をお迎えさせて頂く気持ちで、お盆の日々をお過ごし下さい。(七月からご先祖さまは帰ってこられているようです。七月盆もお考えください。)

お仏壇のかざり方ですが、本来は仏壇とは別に「精霊棚」を設けて、そこにご先祖様をお迎えするのですが、住宅事情もありますから、お仏壇の前に机などを置いて、お盆の飾り付けをしても結構です。この飾り方は、地方によって異なる所がありますので注意が必要です。

「精霊棚」の作り方は、先ず棚の四隅に笹竹を立てて、その四隅に細い荒縄を張ります。その縄に みそはぎ・蒲の穂(がまのほ)・粟の穂(あわのほ)・桔梗(ききょう)・ほおずき 等の盆花を刺して吊るします。これは依代(えよ)と言って精霊をお迎えする為のもので、ほおずきはつり燈篭の代わりをします。次は、棚に真菰(まこも)を敷いて、奥の縄に小さなお曼荼羅を吊るし、その前に日蓮聖人様を置き、位牌を置きます。そして、各お食事を置いてお盛り物を置いてその前に「水の子」と水を供えます。「水の子」とは、茄子を賽の目に切り、水と混ぜたものですが、そこにお米やキュウリの賽の目切りのものを交ぜる地方もあります。一番手前は、線香立て・ローソク立て・花立てを置いて、その端に、一刻でも早くご先祖様をお迎えしたい為、背中に乗って頂くと言う意味で、キュウリで作った馬と、 反対に、お帰りは、たくさんのお土産を持って、背中に揺られながらゆっくり帰って頂くと言う意味で、茄子で作った牛を置きます。

この他、お盆団子やそうめんなどをお供えしますが、遠来のお客様をお迎えしてご馳走を差し上げる心で、出来ればお盆中の毎日、何かご馳走を作ってお供えをして、家族の人達も皆で一緒に頂くようにしたいものです。

お参りをするときは、「みそはぎ」を二・三本束ね先の方に紙を巻いて二・三か所糸で止めて持ちやすく見た目もキレイにして、水を含ませ、それを「水の子」に注ぎます。

「水の子」に茄子が使用される訳は、茄子には種が百八あるらしく、人間の持つ百八つの煩悩(まよい)を、水を掛けてもらうことで静めてもらう為と言われています。

お盆のご馳走メニューを最後の図に示しておきます。参考にして下さい。

以上はあくまで一例です、お宅に合ったように心を込めてなさって下さい。

お寺参りとお墓参り 

 

 

 

 

御飯・お茶

ささげの煮物

迎え団子

お水

 

  十三日
御飯

高野・椎茸・湯葉・南京の煮物

御飯・奈良漬・あら目と揚げ豆腐の煮物・お三時は西瓜 おはぎ

茄子のおひたし

お茶 お水

  十四日
御飯・のっぺ汁(湯葉・しし芋・かんぴょう・片栗・白玉)・お漬物 そうめん・茄子とささげのおしたし・梅干し

お三時はわらびもち

しらむし・きびか米粉の団子・キュウリの漬物

むしたさつまいも

     十五日

 

 

 

送り団子・お茶か水 十六日

 

 

 

八月に入ってから十六日までの間にお寺参りとお墓参りを致しましょう。そして、お寺へは、お盆及び施餓鬼法要などによって功徳を積ませて頂く為、塔婆を立てるご供養の申し込みをしましょう。お盆前にお墓参りは済ませましょう。

左記は、お盆三ヶ日のお膳メニューです。ご参考になさって下さい。

      ◆迎え火と送り火

[迎え火]は、先祖を迎える浄火のことで、十三日の夕暮れに焚きます。家の門口で、素焼きのホウロクか陶器の皿にオガラを折って積み重ねて火を付ける。「ご先祖様この火を頼りに、どうぞ早く御出でください」と念じつつ、合掌してお題目を三回唱えます。先祖の霊が洗足出来るように、火の側にタライかバケツへ水を入れて置き、除病を祈りながらその火をまたぎ越える。又、とっさの時の病気を治す護符として、燃え残りの灰少量を紙等に包んで、仏壇に置いておくと有難いですよ。お昼から順次お帰りになる先祖のすきっ腹に先ず食べて頂く団子[迎え団子]をお昼には供えておくこと。

 [送り火]は、先祖を送る淨火のことで、「ご先祖様心安らかにゆっくりとお帰り下さい」と念じ乍ら十六日の夜に 迎え火 と同じ要領で火を焚く。この時ゆっくりとお帰りの長い道中お腹が空かないようにお弁当として、朝から順次持って帰って頂く団子[送り団子]を朝から供えておきましょう。

令和四年七月二十九日                            涌  泉 

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