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霊神符だより令和2年11月

合掌 日中のお日様が快適な秋らしい天気ですね。朝晩の寒暖の差が激しいので体調管理には気を付けてくださいね。

今日は「新尼(にいあま)御前御返事」からの一節です

 

「仏法は眼前なれども機なければ現れず。時いたらざればひろまらざる事、法爾(ほうじ)の道理なり」

 

現代語訳すると、

「仏法(仏の教え・法華経)は目の前にあるのだけれども、それを受け取る能力がなければ現れない。その仏法が広まるべき時が来なければ広まらない。この事は当然の道理なのである」となります。

 

日蓮聖人は数々の法難を受けた事で有名です。龍口法難や佐渡流罪は有名です。特にこの法難の後では、門下の人々には退転する(法華経を捨てる)者が多く見られました。「なぜ正しい事を言っている日蓮聖人が佐渡へ流されねばならないのか。そうか、日蓮聖人は我々をだましている! いや、日蓮聖人は間違っている!」という具合です。ただそこから日蓮聖人が罷免されて身延へ戻ってきた時、多くの方々が日蓮聖人の元を訪れました。また退転した者も多く戻ってきました。その佐渡へ行ったときに法華経を離れ、身延へ行った時に法華経に戻ってきた人に対して言ったのが先の一節になります。ある時は信じて、ある時は信じない、こういう事は駄目ですよという意味です。どんな事があっても法華経・お題目を信じた人にこそ法華経・お題目の功徳はありますよ、という事を我々に伝えてくれている一節です。

それでは今月も同様、ただ一心に御題目をお唱え致しましょう。今月も沢山の幸せが皆様の元に届きますように。

では又来月です、ゴキゲンヨ~ ~ ~。        敬具

令和二年十月二十八日

涌泉寺お守りの会 代表代行 山口法光

涌泉寺お守りの会会員各位

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